水道工事の基本は元栓を閉めることから

■危険性が伴う高い水圧

水回りの修理をする場合には、まず水の流れを止める必要があります。水道は本管から圧力をかけて送られてくるため、蛇口を開ければ水が出るのが当たり前です。しかし、工事をするとなれば、この圧力がかかったままでは大変危険な状況となります。配水管にも圧力が掛けられている状況で、蛇口交換などを行おうと部品を外そうとすれば、水圧の働きによって水が吹き出してしまうでしょう。周囲が水浸しになってしまい、水濡れの被害がでるだけではなく、強い水圧がかかることによって小さな部品がはじけ飛ぶなどの危険性もあります。
水道管でも圧力がかかって強い力が働くため、大きな怪我をする可能性も否定できません。そのため、水道工事の前にまず行わなければいけないことが、元栓を閉めることです。キッチンの蛇口のみ、洗面所のみ、など設備単位で施工する場合には、それぞれの設備に付随している止水栓を閉めて対応もできますが、その設備を構築するためには、元の栓を閉めなければ水の供給を絶つことができません。そこで宅内につながるすべての水のもとである元栓を閉めてしまうのが、もっとも確実な方法です。水道にまつわる工事を行う際の基本であり、なによりも真っ先に閉めて安全の確保をします。

■水を止めること以外の役割

元栓の役割は、水を止めることにありますが、それだけではありません。設備に異常があったときにはメンテナンスをしなければいけなくなります。そのときに一時的に止めるために利用されるほか、水量の調節にも使われるからです。水道管は圧力をかけて水を送っていきます。この力は配管だけでは調節することができません。そこで、元栓の段階でコントロールして、適切な圧力になるよう調節するための装置でもあります。蛇口で調整することが一般的ではありますが、水圧が全体的に高すぎれば、それぞれで調節しなければいけなくなります。それならば、元栓を使って適切な圧力にしたほうが、合理的な状態を作り出せるのは間違いありません。
水道の工事に関する施工の境界線という意味も持ちます。社会的インフラとしての水道管は、許可なく操作するわけにはいかない設備です。なにか問題を与えれば、社会的に大きな影響を与えます。周辺の家庭だけではなく、その経路を使うさまざまなところへの影響を考えたときに、勝手に手を加えることはできません。元栓を境界として区別しているのは、大切な意味を持ちます。
建物側は、その家庭や建物に引き込まれ利用される経路で、個人の所有物として扱われる部分となります。そのため、社会的インフラとは違い、もっとローカルな存在です。家庭など建物側で管理するべき配管であり、公共的な責任を伴わない場所になるのが大きな違いです。そのため、元栓を閉めても社会的な水源に影響はありませんが、建物に供給されている水を止めることができます。工事に関しても違いがあり、屋内工事が対象なのか、公共工事となるのか、これを境にして施工する業者も違いが出てきます。

■量水器とともに設置されている位置
元栓がどこにあるのか、普段から意識している人は少ないかもしれません。しかし、一旦トラブルが起きると、知らなかったことを後悔するほど重要な意味を持ちます。一戸建ての場合には、量水器を見つければセットで取り付けられているのが一般的です。ふたもわかりやすく色づけされていることが多く、見た目で判別することができます。開けてみると量水メーターがありますが、隣に回転できるハンドルがついた部品が目に付くはずです。これが元栓であり、時計回りに回すだけで水を止めることができます。水道水に含まれているミネラルなどの成分が固着して回らないこともありますが、軍手など安全な装備をつけてゆっくりとまわしていけば、ほとんどのケースで操作できます。これでも動かないときには、ペンチなどを使ってまわしますが、できるだけゆっくりと無理に力を入れないようにするのが大切です。
マンションのような集合住宅の場合には、量水器が戸建てのようなかたちでつけられていない場合があります。パイプシャフトを見ると個別になっている場合が多く、元栓もセットで取り付けられています。パイプシャフトは、玄関扉の横などに設置されていることが多く、メーターボックスと呼ばれる箱の中にあります。このメーターボックスの中には、水道メーターのほか、電気やガスのメーターなども一か所にまとめて収納されていることが多いです。また、アパートのような小さな建物になると、玄関先やエントランスなど共用部分に色づけられたふたが見つけられることがほとんどです。建物によってどこにあるのか違いがありますが、見つからない場合には、管理者に問い合わせればすぐに場所がわかります。宅内の工事をするため、閉めなければいけないと説明すれば、問題はなにもないでしょう。蛇口のパッキンなどを交換する場合にも使うことがあるため、確認はとても大切です。

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